核の鎖を断ち切ろう! |
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フクシマから 7 年
かざぐるまデモ 2018 in Berlin
核の鎖を断ち切ろう!
日時: 2018年 3 月 10 日 (土),13 時より
場所: Brandenburer Tor-Pariser Platz, Berlin
開始時に カズマ・グレン・モトムラ,Mad World Dance によるダンスパフォーマンス
終了前に Sympathetic Cardiogram (松崎大地 & 小野史敬) によるペイントと音楽のパフォーマンス
核の鎖を断ち切ろう!
核兵器廃絶を求める国際キャンペーンICANは2017年に、ノーベル平和賞を受賞しましたが、核兵器は世界から消えたわけではありません。今でも、地球を何度も壊滅させるだけの核弾頭が世界には存在します。
脱原発の声はありがならも、2017年始めには世界31か国で計449基の原子炉が稼働(または稼働可能状態)、2018年1月現在、ドイツではまだ7つの原子炉が稼働しています。日本にある原発54基はすべてフクシマの事故後停止されていましたが、市民の反対にもかかわらずすでに5基が再稼働しています。
原子力の民間利用と軍事利用は、同じコインの裏表であり、核の鎖でしっかり結びついています。核の鎖にはウラン採掘、研究用原子炉、ウラン濃縮工場、再処理工場という環が含まれ、最後に放射性廃棄物が残ります。いわゆる「原子力の平和利用」は、兵器として利用できる核物質を広める働きをしているのです。核兵器の廃絶と脱原発を求めるなら、この核の鎖全体を断ち切らなければいけません。
この核の鎖の環はどれも、何十万年も消えることのない放射性廃棄物やフォールアウトを生み出します。放射線は健康にとっても環境にとっても極めて危険で、何十年経った後でも、または世代を超えてがん、心血管疾患、代謝疾患、遺伝性欠陥などを起こします。そしてこの核の鎖が遺す放射性廃棄物には、適した保管方法は見つかっていません。
広島・長崎の原爆投下から73年、チェルノブイリから32年、フクシマから7年が経った今、核の時代を過去のものとして葬るために、核の鎖を世界で断ち切ることが必至です!
私たちは次のことを求めます:
- ウラン採掘を世界中で禁止する。ウランは地中に置いておくべきである。
- 核分裂性物質製造の停止。しかも兵器製造目的のいわゆるカットオフだけでなく、民間利用のための核分裂性物質製造も同様に停止する。
- 包括的核実験禁止条約を今こそ締結する[*]。
- ドイツと日本は核兵器禁止条約を採択せよ。
- すべての原発の停止と、新原発建設計画の破棄。
- EURATOM(欧州原子力共同体[**])契約を解消し、再生可能エネルギー促進契約に置き換える。
[*] 包括的核実験禁止条約はまだ未発効で、1963年の部分的核実験禁止条約しかまだ発効されていない。 部分的核実験禁止条約, 包括的核実験禁止条約
[**] EURATOM欧州原子力共同体は、原子力に特化した市場を創設して共同体中に原子力エネルギーを提供、かつ原子力エネルギーを開発して余剰分を非加盟国に売ることを目的とする。この共同体がEU内での原子力計画に対する融資制度を設けている。 (参照 IPPNW blog)
デモのルート
かざぐるまワークショップの
お知らせ
日時: 2018 年 2 月 24 日 (土), 13:00-17:00
場所: Wolf Kino Studio, Wildenbruchstr. 5, 12045, Berlin (google map)
工作をしながらの午後のコーヒーはいかがですか? 3月10日に行われる「かざぐるまデモ - 核の鎖を断ち切ろう!-」で配るかざぐるまをみなでつくります。 お子さまコーナーもありますので、ぜひご家族でどうぞ!
世の中ざわざわしていてよくわからないことが多すぎる、 と不安を抱えて過ごしている方も、 お茶を飲みながら気軽にああだこうだとお話ししましょう。 ご希望の方には、今さら誰かに聞きづらい、 在外選挙権(ドイツに居ながら日本の選挙に参加できる制度) についてやさしく説明してあるリーフレットと申請書を配布いたします! 申請は実は選挙のない今がチャンス…!
★会場でも用意がありますが、針金を切ったり曲げたりするペンチ、 はさみや千枚通しをお持ちの方がいましたら、 ご持参いただけるとうれしいです。
★会場の Wolf Kino Studio は Wolf Kino とは別の建物です。 入り口は Kino の右隣にあります。
お問い合わせ: sayonara-nukes-berlin _at_ posteo.de
(メイルを送られる際には _at_ を @ に変更しての送付をお願いします。)